【JazzLab】ジャズの習得。自分で考える…
いつも佐津間純ウェブサイトおよび”いも日記”をご覧いただきありがとうございます。今回は、大人気!?ジャズについて考えるシリーズ通称”JazzLab”です。
最近は、家にいる時間が増えたので断捨離などをしながら過ごす日々です…
昔、レッスンのためにスタンダード曲をボイシングしてソロギターで弾けるようにアレンジした譜面が大量に出てきました。たくさんのスタンダード曲をアレンジして生徒さんにその都度配ってました。でも、いまはそれはほとんどやっていません…。当時は「少しでも生徒さんが分かりやすく早く理解してもらおう!」と思ってやっていたことだと思うのですが、これはあまり良い方法ではないのでは?と思ってある時期からやめました。なぜかというと、全て答えが書いてあるから…ジャズギターを習得する上でコードの抑え方、ハーモニーの知識など沢山のことを知らなくてはなりません。上の譜面はその膨大な知識を手っ取り早く示してそれを参考に理解を深めてもらい、それを元に他の場面でも運用してもらえればと思ってやっていました。でも、なかなかそこまで話が進まないことが多かったのです。答えが書いてあるとただそれを弾いておしまいになってしまうことが多かったのです。自分で答えを探さなくなるのです。
そんなわけで今レッスンでは、方法論だけ教えて、あとは生徒さんにじっくり指板とにらめっこして貰ってメロディーとコードの関係を自分で考えボイシングしてもらうようにしています。時間はかかりますが、自分で発見していくプロセスを習得すること大切なのだと思います。その方法論さえ習得すれば自分の力でどんな曲でもアレンジをしていく力がつくと思うんです。
常々思うこと、音楽は耳を使って奏でるものです←当たり前か(笑)。楽譜があると便利なことは沢山あります。ただ譜面を読み進める作業は実はほとんど耳を使いません。ジャズギターを始めようとしたとき、教本や理論書を読みあさるのも良いでしょう…でも、それ以上にもっともっとジャズのレジェンドたちの実際の演奏を聴きましょう!レコードやCDを聴きましょう。最初は全く聴き取れなかったものが、何度も聴くことで少しづつ耳が鍛えられて聴こえてくるのです(絶対音感とか相対音感とかそういう話ではありません)。 彼らの言葉が聴こえてくるんです。ジャズの言葉です。それが聴こえてきたら、今度は真似して自分も喋ってみましょう♪そうやってジャズを習得していくのです。
ジャズの探求は続きます….