【2023 弾き納め】佐津間純g &井上智g DUO…
今夜は今年最後の演奏。
大好きなお店”希望ヶ丘CASK”にて巨匠 井上智さん(g)を迎えての年末スペシャルライブ!
沢山の方にご来場いただき、熱心に耳を傾けていただきました。
智さんとは今年初めて一緒に仕事をさせていただきました。
最初に智さんにお会いしたのは、私がバークリーを卒業したばかりの頃、ニューヨークに少し滞在していた時があってその時に智さんのライブを聴きに行きました。当時大学を卒業したばかりで右も左もわからなかった若者に智さんは気さくに話しかけてくださって、飛び入りまでさせてくださいました。その日はピーターバーンスタイン(g)とのデュオで、私は智さんのギターをお借りして、ピーターバーンスタイン氏と一緒に一曲演奏することが出来ました。
そんな素敵な思い出があります。
智さんの演奏は、私の憧れるジャズギターの魅力(楽しさ、美しさ、暖かさ、思いやり、ユーモア、フレキシビリティー)が全て詰まっているんです。
そして今夜は、もう一つサプライズがあって…
なんと!ベテランギタリストの直居隆雄さんがふらりと立ち寄ってくださいまして、一曲飛び入りしてくださいました!
嬉しかったなぁ〜。
直居さんのサウンドはいつも男らしく、潔くかっこよくて堪りません。
個人的な話ですが、私の父が生きていれば、直居さんと同じくらいの歳で私の中ではすごく親近感が湧いていて勝手に”オヤジ”と思っている節があります…。実際は、私の父は直居さんほどかっこ良くはないけど…(笑)。いつも若手を気にかけてくださって励ましてくれます。そんな直居さんが大好きです。
数年前に写真家の高下徹さんが企画してくださって、直居さんと共演した時の日記↓
ジャズという音楽は年齢も性別もキャリアも関係なく、ジャズが大好きであれば、皆仲良くなれる!そんな不思議な力を持つ音楽です。
井上さんや直居さんのように、そして私が支持した師匠の岡安さんや道下さん、そして共演の機会を与えてくれる先輩たちはいつも暖かく、優しく接してくれて若手を引き上げてくれるんです。ジャズはそういう暖かい音楽なんです。
私も見習ってそういう音楽家になりたいといつも思っています。
今夜もジャズを通して、井上さんと直居さん、そしてご来場くださった皆さまと楽しい時間を共有することが出来、ジャズの魅力をたっぷりと噛み締めながら心地よく演奏させていただき、今年最後に相応しいとても暖かいライブとなりました。
ありがとうございました!
来年も良いサウンドをお届けできるよう、日々ギターを弾こうと思います。